2009/12/31

カンガルー抱っこができるかも?

2009.12.31
酸素濃度が21%まで減っていた。ミルクを飲ませるとき、一瞬、酸素マスクを外して、ナースがカンガルー抱っこをしてみたようです。年明けには母、父もカンガルー抱っこができるかも!と言われました。うれしい。ミルクは母乳10ml*8回。体重788g。

酸素濃度減少23%

2009.12.30
酸素濃度が23%まで少なくなってきた。昨日は27%。酸素濃度を高くすると、未熟児網膜症になる可能性が高いという説もあるようなので、酸素濃度の減少は嬉しい。21%になったら空気中の濃度と同じなので、酸素マスクが外せる。
しっかり自発呼吸をして酸素マスクが外れるようになるといいね。
体重788g。母は下痢をしたため、NICUに行けなかった。明日までには治るといいな。
血圧は66/33。ミルクは母乳10ml*8回。

順調

2009.12.29
浮腫みはさらにひいた。
よかった、よかった。順調。母乳4ml*8回。

2009/12/29

晩期循環不全5

2009.12.28
今日は浮腫みがひき始めていた。尿も排出され始めたとのこと。本当に良かった。このまま尿を排出して、さらに元気になるように。今日の体重は866g。ミルクは母乳2ml*8回。実際はこのところ体重が1日ずれていたので昨日の体重は936g!だった。一日に100gとか60gとか、水分が排出されないため、かなり増えてしまった。ここからは、浮腫みがひき始めるので、体重が元の750gくらいまで落ちるはず。

2009/12/27

晩期循環不全4

2009.12.27
今日も腫れていた。午前中にちょっとおしっこが出たというが、まだまだ腫れている。顔がはれて、目が、ナマコのよう。顎はもう2重顎どころではなく、首との境目がない。
午前中の調子で、どんどん水分が外に排出されたらいいな。
呼吸は安定している。
アルブミンは血液検査をしたところ十分な量が体内にあったということで投与を中止。
今日は、血圧を上げる薬を投与されていた。
体重は、1日で60gほど増加。880g。
透析にはならないで済むかな?お祈りしましょう。

晩期循環不全3

2009.12.26
全然尿が出ていない。とてもむくんでいる。引き続きステロイド剤。
アルブミンという薬を投与し、血液の中に水分をある程度維持するようにする。
今日からは、母乳、ミルクはストップして、すべての栄養を点滴に頼ることにした。また、生後直後の栄養補給の仕方に戻ってしまった。両手に点滴で、かわいそう。。
これだけ浮腫むと呼吸も苦しくて、再度呼吸器をつけることになるケースが多いが、このベビーは呼吸は安定していて、そこが唯一の救い。
昨日から今日にかけては1日で100g以上体重が増えた。。水分が排出されないせい。現在822g。この状態はベビーにとってはかなり苦しいはず、とのこと。確かに、昨日までバタバタしていたのに、今日は体を動かしたりもしない。目も開けない。
このまま尿が排出されず、すごく悪くなると、血液を透析をするしかない、とI医師に言われる。800gの児の透析は東京都内では1,2か所の病院でしかできない。現在入院している病院ではできないので、転院などをしなければいけなくて、大ごとになりそう。悲しい。

2009/12/25

晩期循環不全2

2009.12.25
今日は副腎不全の症状が進み、見るからに体がむくんでいた。体がパンパンで顔も腫れていて、きっと苦しいはず。1日で100gも体重が増えた。800gを超えた。副腎不全によって、おしっこが出ないせいなので、決して喜ばしいことではない。低血圧も続いている。昨日の14時、夜、本日11時とステロイド剤を投与しているが、まだ症状は改善しない。早くおしっこがちゃんと出てくれるといいです。

晩期循環不全1

2009.12.24
低血圧になってしまい(血圧20以下)、再度ステロイド剤を点滴。それ以外は体調は安定。感染症も安定。酸素濃度27%、保育器室温30.5度、湿度60%。ミルクは相変わらず12ml*8回。母乳とミルクを半々。晩期循環不全は超低体重児によくおこる原因不明の症状らしい。

2009/12/23

おしめ交換

2009.12.23
今日は初めてのおむつ交換。ちっちゃいお尻からうんちが出ていた。ふき取って新しいおむつを付けた。バタバタもせず、いい子にしてました。
21日には700gを突破したのですが、また600g台に戻っていました。
酸素濃度は28%。

2009/12/22

感染症

2009.12.22
昨日は、心拍数が200を超えたり80を下回ったり、乱高下していたが、今日は落ち着いていた。
昨日の輸血のおかげで、パワーが出たようだ。体が真っ赤だった。
でもその輸血をした足首の内側の部分から感染をしたようで、抗生物質を服用してその感染症をおさえようとしている。

2009/12/21

内服薬増加、染色体検査、体重700g超

2009.12.21
内服薬が7種類に増えた。覚えきれない。塩、鉄分、低血圧に効く薬、インクレミン(貧血に効く)、カフェイン(眠りこけて呼吸を忘れるのを防ぐため、軽く興奮状態にする)など。
今日は輸血もしていた。ステロイド剤が効いたのか、おしっこは出るようになったようで、昨日の浮腫みは取れていた。

ミルクは12ml*8回。12mlのうち、半分が母乳、半分はミルク。ビタミンなどの栄養分を強化したミルクで体重の増大を狙うとのこと。

呼吸がうまくいかないことが1時間に1度くらいある。泣いたり、動いたりして興奮して心拍数が200を超えてしまったり、眠りこけて呼吸を忘れて心拍数が80以下に下がったりしている。

性別は染色体検査では男性。男性ホルモンが出ているのかどうか尿検査で確認中。その後、男性ホルモンが細胞にくっついて精器などができるかどうか見る必要がある。

体重は700g超。

低血圧

2009.12.20
酸素濃度は28%。低血圧が進み、顔も体もがむくんでいた。体重も変に増えてしまったらしい。
ステロイドを打ったのでそれが効いて浮腫みは取れるはず。

酸素濃度

2009.12.19
今日は酸素濃度が30%に増えた。
初めてベビーを持ち上げた。軽ーい。

2009/12/18

呼吸器抜管2

2009.12.18
今日も呼吸器なしで自発呼吸をしていた。酸素濃度も30%から24%に下がっている。このまま酸素濃度を下げ、最終的には、酸素マスクも外れるといいね。
母乳は12ml*8回で一日96mlになった。たくさん飲んで栄養を摂取してほしいです。

点滴抜管、呼吸器抜管、体重600g超

2009.12.17
今まで、栄養を点滴でとっていたが母乳の摂取量が増えてきたので、母乳だけで栄養を取ろうということで、点滴を中止。腕が自由に動かせるようになってよかった。手の指も初めて見た。ちっちゃい!

呼吸もそろそろ自発呼吸に切り替えてみようということで、呼吸器をとった。代わりに酸素マスクを鼻に付けた。母乳は、鼻から胃に流す方法をやめ、口から胃に流す方法に変更。たまに呼吸をするのを忘れるらしい。心拍数が下がって警告がなると、看護婦さんがベビーをトントンして呼吸を促す。また呼吸をはじめて、心拍数も上がる、ということを繰り返す。自分で忘れずに呼吸をできるようになりたいです。

体重は確実に600gを超えた。今日からは自発呼吸、母乳だけで栄養摂取など、体に負担がかかることが増えたので、体重の増加がストップするかもしれないとI医師に言われた。元気に乗り切ろうね!

2009/12/17

低血圧

2009.12.16
低血圧になったので、ステロイドを内服させたとのこと。改善の兆しがみられる。
眼底検査を行った。今のところ、網膜症の兆候はない。

2009/12/15

頭を固定

2009.12.15
母乳が9ml*8回に増えました。まだ鼻から点滴の形でしか母乳の摂取はできませんが、いつの日か、直乳ができますように。
おしっこが少ないのが心配。昨日の目脂が今日は少しましになっていた。

目脂

2009.12.14
今日は左目が少し腫れていた。点滴を鼻から挿しているせいで、目脂が出るとのこと。それ以外は特に変化なし。

2009/12/14

母乳量増加

2009.12.13
日に日に母乳量を増加させていて(今日は7ml*8回)、I医師によると来週前半には点滴が抜けるかも、とのこと。点滴は出産のための入院中24時間つけていたが、不快だったので、点滴がなくなるのは、とても嬉しい。
今後、未熟児網膜症になる可能性があるので、来週あたりから、眼底検査をするらしい。必要ならレーザー治療をする、とのこと。網膜症にならないといいね。

2009/12/12

自発呼吸

2009.12.12
今日は容態変わらず。肺の炎症の値も安定。
黄疸の数値がまた高いので、黄疸予防の電気がついていた。痰が3時間に2回くらい詰まるらしい。
次は、自分で呼吸ができるようになるといいね。
母乳は6ml*8回=48ml。50mlを1パック毎日持参すれば足りる。実際には、50ml*6回くらい出ている。

無気肺2

2009.12.11
抗生物質が効き、肺の炎症は治まりつつある。母乳は5ml*8回=40mlまで増えた。
血糖値も上げどまったとのこと。今日も輸血をしていた。まだ脊髄の発達が未熟で、自分では血液が十分に生成できないので、輸血は仕方がない。

2009/12/10

無気肺

2009.12.10
M医師によると、昨日から無気肺になったので、抗生物質を投与したとのこと。早めに治療したので大丈夫なはず。ひどくなると肺炎になる様子。それ以外は、特に変化なし。ミルクの量も少しずつ増えている。体重が600gを突破した様子。まだ日によって変動があるので、何とも言えないが。
Sナースが子育て日記を作ってくれた。感激です。
私は、今日新型インフルエンザのワクチンを接種。毎日NICUに通いたいのでインフルエンザなどになっていられません!

2009/12/09

母 退院

2009.12.9
今日は術後6日目。術後の経過が良いので私は退院。若干傷は痛むが、我慢できる範囲で、ロキソニン(鎮痛剤)を内服するまでには至らない。入院中はいろんな人にお世話になったなとしみじみ思う。身内はもちろん、医師、ナースのケアと、適切な説明のおかげで、この15日間を乗り切ることができた。皆様、本当にありがとうございました!

退院前にNICUに児を見に行く。I医師によると、動脈管は引き続き閉じており問題なし。
血糖値が高いとのこと。胎内にいたとき、胎盤が小さく栄養が足りていない状態だったのに生後、それが解消されると、今度はインスリンの分泌が追い付かず、高血糖になったようだ。
このまま血糖値が高いのであれば、インスリンを投与するしかないとのこと。もう少し様子を見る。

今日は初めて目を開けていた。黒眼でこっちを見ている気がしてまた泣けてくる。
母乳が3.6ml*8回に増えていた。母乳を飲ませられると、すぐに寝てしまった。幸い母乳はよく出るので明日からは面会のたび、冷凍した母乳を持参する。

2009/12/08

動脈管開存症4

2009.12.8
I医師から動脈管が閉じました、と言われる。素晴らしい。ただ、また開いてしまう場合もあるとのこと。今怖いのは感染。とりあえず良いニュースに、初めて涙を流さずにNICUを出た。
今日は輸血はしていない。また、黄疸予防の電気が今まで付いていたが、今のところ数値が安定しているとのことで消えていた。


動脈管開存症3 & IUGRになった理由

2009.12.7
再びI先生から、2ミリのまま変化なしと言われる。
手術の可能性がまだあることを思うと、涙が止まらない。自分の帝王切開ですらあんなに大変だったのに、588gの児が耐えられるだろうか。

Kナースが赤ちゃんに触れさせてくれた。保育器の温度は35度。母体の胎内とあまり変わらない温度にセットされている。触れた途端、赤ちゃんが反応して、一瞬目を開けた。可愛くて、ますます生きてほしいとの思いを強くする。育児日記をナースがつけてくれているらしく、先生からの説明を詳しくメモしてくれている。私はというと、内容を理解するのに精いっぱい。

今日は輸血をしていた。血液を作る骨髄の発達が遅れているため、輸血が必要とのこと。ついでに性別判断を染色体で調べるための採血をしたとのこと。採血は1ccだが、588gにとっては貴重な血液。染色体での検査は2週間ほどかかるらしい。

産科のM医師からIUGRになった理由と、今後の話を聞く。
IUGRになった理由は、胎盤が小さく(500gくらいあるはずのところ130gしかなかった)、胎盤の表面に血豆ができていたこと。左子宮動脈の血流も悪い。胎盤については、顕微鏡で検査をするが2週間くらいかかるので、退院後1ヶ月検診の際に報告を受けることにする。
今後については、母体が何か深刻な病気を抱えているとは思えないので、妊娠をしない限り、問題ない。妊娠については、不育外来で精査をしたほうが良いといわれる。
帝王切開の手術と児の取り出しについては、大成功で、感謝。

動脈管開存症2

2009.12.6 夫と児を見に行く。私の帝王切開の傷の痛みはずいぶん薄れてきた。

昨日は、ワンクール目が終わったところで、依然動脈管の太さに変化なしと言われ、心臓外科の先生と麻酔科の先生とに相談しつつ、外科手術で動脈管を閉じに行くかもしれないとの話だった。
H医師によると、今日になってみたら、とりあえず4ミリのところ2ミリまで縮小したとのこと。よかった、この調子で閉じてくれるのを祈る。

ミルクは1.5ml*8回で12ml位の様子。でも消化ができなくて、おしっこの出も悪いとのこと。インドメタシンの副作用で腎臓の調子が悪いらしい。

ところで尿道裂傷のため、いまだに性別がわからない。性別不明のまま区役所に出生届を出す手配を始める。

母と義母と対面

2009.12.5 母と義母が見舞いに来てくれた。初めて児を見たが小さくてびっくりしたかなー。

動脈管開存症

2009.12.5
夫と子どもを見に行った。今日は病室から歩いて行けた。I先生から動脈管が閉じないという説明を受ける。

本来、出産して24時間以内に閉じるものらしいが、IUGRの子は閉じないこともあるとのこと。肺動脈と大動脈を結ぶ血管のことを動脈管というが、動脈管が開いたままだと、大動脈から全身に送られるはずの血液の一部が動脈管をとおって再び肺動脈から肺へと流れてしまう。動脈管が太いと肺動脈に流れ込む血液量が多くなるので、肺と心臓への負担が増す。うちの場合、大動脈が4ミリ、動脈管も4ミリでかなり開いていると言われる。

インドメタシンという薬を12時間おきに3回(これで1クール)投与して動脈管が閉じるか様子を見ているとのこと。薬による副作用で消化器系がうまく働かなくなるようだ。1クール終わったところで、様子を見て、効果があるかないかによって2クール目の投与をするのか、手術で閉じるのか、考えるとのこと。500gの胎児が手術に耐えられるのかが焦点。かなりリスクが高いので、1クール目の投与でぜひ閉じてほしい。

初対面

2009.12.4、出産翌日、母と一緒に、NICUに行き、子どもと初対面。私は帝王切開翌日で歩けはしたが、念のため車椅子で行った。
ちっちゃい!というのが最初の感想。でも動いている。よく産まれてきたな~と思うと、ジーンとなった。
S先生とご挨拶。きっとこれから長い付き合いになるはず。Sナースが保育器をあけて、赤ちゃんにタッチしていいですよ、と言ってくださったので触れてみた。あったかくて、動いていた。生きているんだねー。出生体重は588gだったらしい。